資格試験情報の記載基準について
当サイトの情報は、通常の資格試験情報サイトとは違い、あらゆる種類の資格試験を羅列し、試験情報や合格率などの提供はしていません。それは他のサイトが既に行なっているからです。当サイトは、この管理人が運営していることに意味を持たせるべく「管理人が合格した試験について」、「生の合格体験記(勉強方法等)」と、「合格時に使用した参考書」を記載すれば、受験者にとっては十分ではないか、と考えこのスタイルを採っています。資格試験同士の比較などは特に行なっておりませんのでご承知下さい。 このサイトを参考にして、試験に合格してくだされば幸いです。
「貸金業務取扱主任者」とは?
日本貸金業協会 >>
貸金業務取扱主任者試験機関(国家資格) 【 ※内閣総理大臣指定で国家資格である貸金業務取扱主任者試験を行なっている団体 】
「貸金業務取扱主任者」試験について
試験について気になる疑問をピックアップ
- 正式名称は「貸金業務取扱主任者」である。
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日本貸金業協会主催の国家資格試験である。
- 監督・認定官庁は金融庁である。但し金融庁は内閣府におかれた特別の機関である為、試験機関の指定などは金融庁長官ではなく内閣総理大臣の名の下で行う。
- 国籍・年齢関係なく誰でも受験可能。
- 試験日は日曜日。
- 検定試験は学科のみで、4択50問。
- 検定試験の金額は8500円。
- 試験合格者には試験結果と合格証書が郵送される。不合格者には試験結果のみ郵送。
- 試験合格後、主任者登録をしなければ主任者としての活動はできない。
※その他、貸金業務取扱主任者試験についての疑問はメールにてお答えします。
管理人の合格体験記 (貸金業務取扱主任者合格法)
管理人は2009年8月30日に行なわれた試験に合格しました。堂でもいいですが、8月30日は衆議院の総選挙があり自民党が大敗し、民主党が政権をとりましたw 管理人は試験の為、期日前投票を行いました。
「貸金業務取扱主任者」の国家試験が行われたのは、実は管理人が受験した2009年8月30日の試験が初めてなのです、つまり記念すべき第1回目の試験。それまで「貸金業務取扱主任者」という国家試験は存在しませんでした。それまでは貸金業界の民間資格としての「貸金業務取扱主任者」が存在していました。この民間資格の頃の「貸金業務取扱主任者」は貸金業協会が主催する講習を受講して取得するものでした。しかし近年貸金業者による違法な取立てや、悪質な勧誘、ノルマ達成の為の社内での問題などなど、様々な問題が生じ、行政処分を受ける業者や逮捕される従業員が後を絶ちませんでした。もはや業界の自主規制ルール(民間資格)が効力をなさない段階に来ていたのです。そこで政府は「貸金業務取扱主任者」資格を国家資格にし、この国家試験に合格した資格者を置かなければ業務をできないようにし、改正貸金業法の違反者には更に重い処分をすることを可能とし、ここに新国家資格が誕生したと言うわけです。また今まで受講によって取得していた主任者も例外ではなく、問答無用で試験に合格しなければならなくなりました。
さて貸金業務取扱主任者試験合格法なんて立派なタイトルをつけていますが、管理人が受験したのは別に貸し金業者になりたいと思って取得したわけではなく、ただ第1回目の試験は易しいという理由から受験したので、これから受験する受験者にとっては参考にならない部分もあるかもしれません。上述したように国家試験合格者の主任者がいなければ業務ができなくなるので、『貸金業界の健全な発展』を謡っている国としても、合格者を出さないわけにはいきません。合格者が出なければ貸金業界は発展どころか衰退してしまうからです。そこに目をつけた管理人は今回受験したと言うわけです。実際新国家資格が誕生した2009年は8月から12月に掛けて3回試験が行われ、国の必死さが伝わってきます。特に政権も変わりましたし、資格試験を受験するにも政治の動向は知っていた方が良いと言うことを学びましたw
では管理人が行なった勉強方法を公開します。受験を決意してから試験日までは2ヶ月ほどだったでしょうか。出来立てホヤホヤの資格試験、つまり第1回目の試験は超の付くほど合格しやすいと言うことを知っていた為、気が変わらないうちに申し込みました。使用した参考書類はテキスト1冊と問題集1冊の計2冊だけで、テキストは何度も読み返しました。1回目は内容の理解に関係なく一気に通読し、2回目からは大事そうなところにマーカーで線を引きながら通読していきました。そして、ここで問題集を開き問題を解いていきます。一通り問題を解いたらもう一度テキストに戻り、更に線を引いたり、問題集で見つけた事項でテキストで抜けている文を、書き込んでいきます。後は問題をひたすら解きながらテキストと睨めっこして、知識の定着を図っていきました。勉強の内容については、貸金業法や利息制限法、出資法など関連業法を中心に商法・会社法、消費者関連各法、暴力団関連法をはじめとする各刑法など実に幅広い法知識と共に、業界の自主規制ルールについてもテキストに網羅されていたため、覚えるのが大変でした。ただ実際の試験問題では大部分を貸金業法が占めていたので、まずはこれをおサルことが必要となるでしょう。自主規制ルールについては、「勤務先に回収に行ってはいけない」とか「夜間の取立てはダメ」など世間一般の常識的なものばかりでした。
あまり参考にならないかもしれませんが、上記の方法は管理人の勉強方法の基本だと思っています。管理人の思惑を超えて、なんと第1回目の試験の合格率は70%と異常に高く、運も左右したと思います。先ほど貸金業務取扱主任者は、貸金業を営む場合に必ず置かなければならないと書きましたが、これは宅建主任者と同じ理屈で、宅建主任者は1事業所につき5人に1人の主任者を置かなければなりません。一方の貸金主任者は1事業所につき50人に1人の主任者を置かなければなりません。合格率が高いのも最初のうちだと思いますし、貸金業界での貸金主任者資格は、今後不動産業界での宅建主任者と同じ地位を確立していくものと思われます。合格を目指す受験を考えている皆様は、早めに受験対策を検討した方が得策と思います。
管理人の使用参考書 (貸金業務取扱主任者試験合格法)
他人がどんな参考書を使用して合格したのかは、受験生誰もが気になるところです。ここでは管理人が試験合格時に使用した市販参考書を紹介します。
貸金業務取扱主任者 合格奪取テキスト
お世話になったテキストです。第1回目の試験でしたのでどこの出版社も手探り状態だろうと考え、出版社の中堅・大手は特に気にしませんでした。私はとにかく早く勉強に取り掛かりたかったので、本屋にたまたま置いてあったこのテキストを使用しました。他のテキストの中身を見たことがないので、比較のしようがありませんが、テキストとして使用することはオススメしません。とにかく抜けている部分は大いにあるので、どんどん自分で書き込んでいき、ノートとして使っていくのがベターだと思います。このリンクから飛んで、色々なテキストを漁って下さいw
1回で合格!貸金業務取扱主任者予想問題集
問題集についても「過去問題」というものがなかったので、巷に出回っていたのは全て「予想問題集」でした。問題集を使ってみた感想ですが、問題そのものが単純で2,3回回せばパーフェクトに近い得点を取る事が可能でしょう。本試験を受けてからの感想ですが、正直この問題集だけでは結構厳しいかもしれません。予想模試がついていますが、この模試で高得点を挙げたからといって「浮かれモード」wになってはいけません。私は使っていませんでしたが、これに1問1答の問題集をプラスして解いていくと効果的だと思います。ご参考までに。
合格証書と結果通知書
(宅建試験と異なり、合否に関わらず受験者全員に結果通知書なるものが送られ、合格者にのみ合格証書が同封されている。)
まとめ (貸金業務取扱主任者試験合格法)
いかがでしたか。合格時の管理人の様子から、合格方法を導き出すことは出来ましたか? 貸金業務取扱主任者を必要とする貸金業界の動向は常に経済状態と関係しています。経済情勢が悪化すれば資金需要者(顧客)が増加し、やがてその増大が社会問題となることもあります。こうして新しく国家試験が誕生したのも、それだけ問題が多くホットな話題だからだともいえます。資格合格を目指された方はぜひ政府や業界の動向にも注目しながら勉強に取り組んで下さい。きっと楽しいものになると思います。合格目指して頑張って下さい!
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