資格試験情報の記載基準について
当サイトの情報は、通常の資格試験情報サイトとは違い、あらゆる種類の資格試験を羅列し、試験情報や合格率などの提供はしていません。それは他のサイトが既に行なっているからです。当サイトは、この管理人が運営していることに意味を持たせるべく「管理人が合格した試験について」、「生の合格体験記(勉強方法等)」と、「合格時に使用した参考書」を記載すれば、受験者にとっては十分ではないか、と考えこのスタイルを採っています。資格試験同士の比較などは特に行なっておりませんのでご承知下さい。 このサイトを参考にして、試験に合格してくだされば幸いです。
「宅建主任者」とは?
(財)不動産適正取引推進機構 >>
宅地建物取引主任者試験機関(国家資格) 【 ※国家資格である宅地建物取引主任者試験試験を行なっている団体 】
はじめて学ぶ宅建 >>
(宅建試験・資格ガイド/相互リンク) 【 宅建試験についてわかりやすくまとめてあるサイトです。資格受験者には大変参考になります。 】
「宅地建物取引主任者」試験について
試験について気になる疑問をピックアップ
- 正式名称は「宅地建物取引主任者」である。
- 「宅建」「宅建主任者」「主任者」と省略されて使われることが多い。
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(財)不動産適正取引推進機構主催の国家資格試験である。
- 監督・認定官庁は国土交通省(大臣)である。
- 国籍・年齢関係なく誰でも受験可能。
- 検定試験は毎年10月にある。試験日は日曜日。
- 検定試験は学科のみで、4択50問。
- 検定試験の金額は7000円。
- 試験合格者には合格証書が郵送される。不合格者には通知無し。
- 試験合格後、主任者登録をしなければ主任者としての活動はできない。
※その他、宅建主任者試験についての疑問はメールにてお答えします。
管理人の合格体験記 (宅建主任者試験合格法)
管理人は2007年10月21日に行なわれた試験に合格しました。勉強を始めたのは前年の4月からで、2回目の受験で合格しました。ちなみに1回目は合格点34点で29点でした。
宅建試験というのはご存知の方も多いと思いますが、具体的な内容について問われたら答えられる人も減るでしょう。宅建主任者とは、宅建試験に合格し主任者登録をし、更に主任者証の交付を受けた者のことを指し、街の不動産屋から大手の不動産会社まで、一律従業員5人につき1人の宅建主任者を置かなければならないことが義務付けられています。宅建主任者の仕事(権限)は、重要事項の説明・重要事項説明書(35条書面)への記名押印・37条書面(契約書)への記名押印の3つです。しかしこれは宅建主任者しかできず、とても重要な仕事です。また資格試験の中では年1回しか開催しない割には年間受験者数が多く、毎年20〜26万人が受験しています。これは頻繁に行なわれている危険物取扱者試験に迫る勢いです。たった1日に20万人強の人が受験する為、受験会場に向かう電車内は、会場に近くなるにつれてあちこちで参考書を広げる乗客を目撃できます。降りる駅がわからなくなってもその人達が降りたところで一緒に降りれば大丈夫!なーんてことも可能かも…w
さて宅建主任者試験合格法なんて立派なタイトルをつけていますが、管理人自身一発合格できたわけでもないですし、合格点ギリギリでの合格でもあり、1年目は通信講座を、2年目は資格学校を利用した為あまり参考にならないかと思いますが、とりあえず合格までの道のりを綴っていきたいと思います。但しひとつだけ受験したことのない方に言っておきたいことは、『受験するなら今のうち』ということでしょうか。それはどういうことかというと、行政書士試験もそうですが一昔前と違って、行政書士なら「代書屋」・宅建主任者試験なら「たっけん」と気軽に使える時代はもう終わったということです。試験は年々難化傾向にあります。行政書士も代書屋時代はもう終わり、今や法律コンサルタントとしての地位を確立しつつあります。宅建主任者も同じで、地位は今も変わりませんが、試験自体は『民法の分野』が年々難しくなってきています。これは単に暗記するだけでは駄目で、法的思考能力、更には法的センスを問われつつあるということです。ちょっと脅し文句のようにも聞こえると思いますが、考えてみれば巷には過去問題集がごろごろ転がりそれさえ丸暗記すれば試験に合格できる、というのでは試験の意味がなくなりますよね!? なので20年・30年前の感覚で勉強を始めるのは避けた方が良いと思います。
さて管理人が行なった勉強方法を公開します。ここでは合格した年の2回目の受験に向けた取組みを中心に書いていきますが、まず1年目の取組みは、4月から7月下旬まで「らくらく宅建塾」をひたすら読んでいました。そして某大手の通信教育会社の宅建講座を申し込みそれから試験日までその講座を受講していました。まぁ申し込んだ時点で標準学習期間の6ヶ月を過ぎていたので、予定通りの学習プランで勉強できなかった点もあり、1年目は全体的に勉強量が足りませんでした。それで本試験では知識が薄いながら頑張りました。
そして2年目の勉強です。とりあえず1回目の試験終了の1ヵ月後くらいから2回目の試験日の1ヶ月くらい前まで一問一答の市販問題集を購入しそれを通学の電車内で毎日やりました(後の紹介)。時間にすると1日2〜3時間程度でしょうか。この時は1年目の勉強である程度知識がある為、『できる分野』と『できない分野』がはっきりしていました。なので、できない分野では1年目に使用した通信教育講座のテキストなどを参考にして知識の定着を図っていきました。これでとにかく8月下旬〜9月上旬まではひたすら「一問一答」の過去問を繰返し解いていきました。
ワンポイント・アドバイス 〜 一問一答問題集の良さ
『過去問題を制する者は、本試験を制する』との如く、大抵の資格試験は過去問題集が命です。宅建試験もその例外ではなくそのまんま当てはまる資格試験です。宅建の試験制度は4択です。なので過去問題をやると4択のうち1つを選ぶという問題形式になります。宅建試験の標準学習期間は6ヶ月と言われています。つまり効率的な勉強・その環境が整えば半年で合格できると言われています。更には受験情報誌や指南書などを読んでると、3ヶ月や1ヶ月で合格できた!という人もいるようです(嘘か真か真実は闇の中w)。管理人のように1年半も勉強を続けていると、過去問そのものの暗記になってしまい、問題を見た瞬間答えがわかるという感じになってしまいます。本試験では正解択を当てるのが目的なので、これでもいいのですがこれだと効率的な勉強ではありません。それは正解択以外の択は関係ないといった感じでとばしてしまうから。その点、一問一答はとにかく一問ずつ丁寧に解くことができ、どこが間違っているのかを学べ、まんべんなく正確な勉強をすることが可能となります。諦めずに8年目で合格された方もいます。勉強そのものに慣れてしまい、成果があがらない方などは、上記のように勉強方法を変えてみると良いかもしれません。
そして9月上旬ころまで市販の一問一答問題集と講座のテキストを参考に勉強をし、その後大手資格専門学校の短期の宅建講座を申し込み毎週土曜日通いました。講義は問題演習が中心で、ここで自分の不得意分野を知ることができ、とにかく特徴的なのが膨大な問題数。とにかく1問でも多くの問題を解くことが必要だと改めて実感しました。この講座は独学で勉強されている方も、最後の追い込みとして利用されてもいいのではないかと思います。そしてそれから試験数日前までは土曜日にやった内容を次の土曜日まで徹底的に復習するという勉強です。そしてこれらと平行して行なったのは市販の模擬試験です。正に今の力がどれ程なのかを知ることができます。これは本番と同じように時間を計り取り組みました(後に紹介)。
試験当日はとにかく今までやってきたこと(内容ではなく努力)を冷静に思い出し、今までやってきたのだから大丈夫だ!と言い聞かせて試験会場へ出発しました。試験会場は自分の本籍地にある指定会場から選ぶことができます。管理人の本籍地では6ヶ所で開催されており、いつも試験度お世話になっている行き慣れた会場を第1希望にし、無事にそこになりました。宅建試験は受付票と受験票が届き、先に届く受付票に受験地となる会場名・地図が記載されています。早めに会場に到着し、昼食を済ませ寝ました。周りを見ると皆テキストや問題集を広げ最後の確認をしていましたが、管理人は周りが行なっている程の復習は避けました。理由は合格率です。最近の宅建試験は合格率が15%前後で安定しています。合格者より不合格者の方が多く100人中15人しか合格できない試験です。つまり辺りを見回したほとんど皆(視界に入る75%の人々)と同じことをしていれば、それはすなわち不合格を意味することだと思い、管理人はあえて皆と違うことをしました。管理人の仲間の1人はこうした大きな試験が初受験で見事会場周囲の空気に呑まれて不合格となりました。受験会場で焦る事が一番の落とし穴です。どんなに完璧に勉強をしていようと会場に飲まれたら終わりです。試験終了までは自分自身が敵だと自覚することが大事です。
管理人の使用参考書 (宅地建物取引主任者試験合格法)
他人がどんな参考書を使用して合格したのかは、受験生誰もが気になるところです。ここでは管理人が試験合格時に使用した市販参考書を紹介します。
パーフェクト宅建一問一答〈平成20年版〉
2回目の受験時に大変世話になった一問一答過去問題集です。おそらくこれを使われている方、または使われて合格された方も多いと思います。結構有名な参考書で、厳選された問題、問題数の多さ、そして見開き解答解説の使い勝手の良さが人気の証だと思います。普通の問題集では本当に知識が定着したのかがわかりにくいです。そこでこの一問一答!表紙に書いてある通りとにかくドリルとして使って下さい。管理人もとにかく何回も繰り返して問題を解いていきました。平成19年度版では1200問弱が収録されていました。これをドリル形式でやっていけば嫌でも覚えますw そしてFPのところでも書きましたが、やはり問題集は解説が大事です。この過去問も一問一答とはいえ、解説はしっかりしています。ぜひ一問一答で実力を伸ばしていって下さい。
一発合格 らくらく宅建塾〈2008年版〉
法律のほ、宅建のた、も知らない一番最初に使った参考書です。一番最初の入門書としては非常に参考になりました。宅建試験の概要、どんな知識が問われるのかを知るには良いと思います。また2回目の受験時に参考になったことは、法令上の制限の分野での語呂合わせが参考になりました。語呂合わせは著者さんのオリジナルで、わけのわからない語呂でもイラストが一緒に載っている為、イメージがしやすくなっています。このらくらくシリーズを過去問含め全てこなせば一発合格はできるかもしれませんが、少なくともこのテキストの内容の知識だけでの合格は非常に難しいと思います。そしてもう1つ言える事。合格率からもわかると思いますが、宅建試験は『らくらく』ではありません。辛いですw
出る順宅建直前大予想模試 2007年版
市販参考書最後に紹介するのはLECの予想模試です。この模試を受けたことで模試の重要性をすごく知らされました。これは4回分付いていて、実際に使用してわかったことはおそらく、それぞれ「試験レベル・易しい・普通・難しい」の4レベルに分かれていたと感じました。ちなみに管理人の最高点は40点、最低点は28点でした。9月中に28点を取りましたがそれでも合格できるので、模試の点数はそれ程気にせず間違えた問題は徹底的に復習するようにしたほうがいいです。色々な資格学校で『予想模試』を出版していますが、LECの模試は難しすぎず・易しすぎずちょうど良い模試だと思います。実際すごく難しい模試を直前期で解いていたら、問題は分からないわ、点数は良くないわでかなり焦ることになるので模試選びは慎重に。
以上が管理人が合格時に使用した市販参考書です。実際に利用したのは他にも色々ありますが、手ごろな値段で入手できる参考書などを挙げてみました。しかし何よりも自分に最適なものを選ぶことが合格への近道です。書店で中身を確認して、管理人のアドバイスが為になりそうだったら、ぜひこのページから買って下さいw Amazonさんで1500円以上の購入で送料無料です。
合格証書と使用参考書
まとめ (宅地建物取引主任者試験合格法)
いかがでしたか。合格時の管理人の様子から、合格方法を導き出すことは出来ましたか? 宅建試験は年々難化傾向にあります。なので中途半端な意気込み、生半可な熱意では合格は遠のいてしまいます。しかし、目標に向かって一生懸命努力すれば、きっと合格できる試験でもあります。特に民法分野の知識が難しくなり法的センスが問われるとも書きましたが、考え方によっては司法試験程のものではないので、とにかく大事なのは合格してやると言う気持ちと諦めない気持ちです。この2つを常に持って、合格目指して頑張って下さい!
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